あなたはどうやってオイルクレンジングをしていますか?
乳化という言葉を聞いたことがありますか?
オイルのクレンジング剤を使うときにとても重要なのが乳化というステップです。
よく耳にしますが実際オイルクレンジング時の乳化とは何なのでしょうか?
実はクレンジングオイルは乳化をさせることで正しく汚れを落とすことができます。
乳化のタイミングを間違えると十分に汚れを落とせていないかもしれません。
今回の記事では乳化について、クレンジングオイルの乳化について、オイルクレンジングの乳化のタイミングや間違った乳化の例などを詳しく説明していきます。
目次
乳化とは?
まず乳化とは一体何なのでしょうか?
クレンジングオイルに水を足してみてください。
透き通った色のオイルは白く濁ります。
このクレンジングオイルに水分を足したときに白く濁る現象のことを乳化といいます。
乳化はクレンジングオイルでメイクを落とすときにとても大切なステップです。
乳化をするかしないかで汚れの落ちも大きく変わってきます。
どうしてクレンジングオイルは乳化するの?
100%天然のオイルに水を足してみると乳化はしません。
これは水と油は本来混ざり合わないものだからなのです。
ではどうしてクレンジングオイルは乳化するのでしょうか?
本来オイルにはメイクや汚れを落とす機能があります。
そのためクレンジングにオイルが使われるのですが、天然のオイルそのままでは水で洗い流すことができません。
それは先ほど説明したように水と油が混ざり合わないものだからなのです。
しかし、クレンジングオイルとして発売されているオイルは水でオイルが洗い流せるように界面活性剤が入っています。
界面活性剤とは混ざり合わない水と油を混ぜてくれるものです。
クリームや乳液なども界面活性剤のおかげで水と油が混ざり合って作られているものなのですよ。
このように界面活性剤のおかげでオイルが水と混ざり合い、オイルでも水で洗い流しやすいように作られているのが市販のクレンジングオイルなのです。
クレンジングオイルを使った正しいクレンジング法
オイルを使ったクレンジング時には二つのステップがあります。
この二つのステップを守ることで確実に汚れを落とすことができます。
1. オイルだけでマッサージ
乾いた手にクレンジングオイルをとって乾いた顔全体になじませます。
なじませたら顔全体をマッサージしていきます。
このときクレンジングオイルがメイクや汚れに吸着します。
細かい部分までしっかりとマッサージをしてください。
髪の生え際、鼻や小鼻の周り、唇の周りなどはよく洗い残しがあるエリアです。
2. 水を足して乳化させる
十分顔全体をマッサージしたらぬるま湯を少しずつ足しながら再度軽くマッサージをします。
そうするとクレンジングオイルが乳化して白く変化していきます。
全体が白く変化したらオイルと汚れが浮かび上がってきているサインです。
あとはぬるま湯でしっかりと洗い流すだけです。
このように乳化させることによって、オイルが吸着した汚れをしっかりと浮き上がらせて洗い流すことができます。
正しく乳化しないとどうなるの?
正しいタイミングでクレンジングオイルを乳化させないと顔の汚れは十分に落とせません。
いきなり濡れた手や顔にクレンジングオイルをつけてしまうとすぐに乳化してしまいます。
汚れにオイルが吸着する前にオイルが乳化するので十分に汚れを落とすことができません。
そのため、オイルでクレンジングをするときはまず乾いた手と乾いた顔でクレンジングを始めるのが好ましいです。
また、オイルクレンジングでしっかりマッサージした後に、乳化をさせずにすぐに流してしまうのも十分に汚れが浮き上がらずうまく洗い流せません。
この場合洗い残しができてクレンジング後もベタつきが残ってしまったりします。
このように乳化のタイミングを間違えてしまうとせっかくクレンジングをしていても効率的にメイクや汚れが落とせていないということなのです。
さいごに
今回の記事ではクレンジングオイルの乳化についていろいろとお話ししました。
クレンジングオイルは乳化前のマッサージでオイルが汚れに吸着します。
そして水を加えて乳化をすることで汚れが浮き上がって洗い流すことができます。
もし濡れた手でクレンジングをしたり、乳化をさせずにすぐに洗い流していたら、これからは乳化をすることを考えてクレンジングをしてみましょう。
そうすることであなたの肌はしっかり汚れが落ちて様々な肌トラブルの解決にもなります。
多くの場合ニキビやくすみは不十分なクレンジングが原因のことが多いので、今後はクレンジングオイルを正しいタイミングで乳化させましょう!